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【冷え症対策の落とし穴~マクロビ食、運動、手当て法~】

2020年7月11日


冷え症を治そうと、玄米を食べ、朝から濃い味噌汁を飲み、一生懸命運動をしていませんか?
でも、これらは本質を見ずにやると、かえって逆効果になってしまうのです。

冷え症は陰性か?陽性か?

ほぼ確実に、マクロビでは「冷え症は陰性です」と言われます。
巷のマクロビ本などを読んでも、冷えは陰性、という考え方を植え付けられてしまいます。

それで皆さん「自分は冷えているから、陰性体質なんだ」と思いこんでしまうのです。
なので「陽性にすれば治る」と思ってしまいます。

陰性なんだから、陽性食にして陽性のものをドンドン摂れば、陽性になるので体が温まるのだ、と。
まあ、ある意味自然な流れと言いますか……当然そうなりますよね。

けれども、一向に良くなりません。
冷えは、全く改善しないのです。
改善しないどころか、ますます悪化していくのです。

さらに、他の症状も発生していきます。
例えば、過食になったり、イライラ怒りっぽくなったり、うつっぽくなったり、肌の色が黒ずんだり、荒れたり……
体がガチガチに硬くなり、腰痛や肩こりも悪化、さらには生理不順や不眠症など、上げたらきりがありません。
頻尿がひどくなり、膀胱炎にまでなってしまうケースも多いです。

このようにして、冷えは陰性だと思い込み、陽性食をやってしまい、問題を増やしていくのです。
こういう人は非常に多いです。数えきれないほど私のところへご相談に来られます。
皆さん、同じところで間違って、つまづいたり挫折したりしているのです。

冷え症は陰性ではない?

まず、スタート地点が間違っているのです。
『冷え症は陰性』という部分ですね。実は『冷え症は陽性』なのです。

なぜなのかを解説します。
冷えの原因とは、簡単に言うと血行不良なのです。
貧血と同じで、血が足りないのではなく、ドロドロすぎてちゃんと循環していない、という意味です。

そして、組織が萎縮・硬化し、血管が細くなり、末端まで血液が行き届きにくくなっています。これは老化現象とも言えます。

陽性過多の食事は、老化を早めてしまうのです。

すぐ手がしびれるとか、足がつるとかいう人は、要注意です。

そういうわけで『冷えは陽性の症状』だと、わかっていただけたのではと思います。

しかし「冷えているあなたは陰性です」と言われたり、そういった情報を読んだりして、自分は陰性だと思いこんでしまっているので、陽性の食べものを食べたり、体を陽性にするためにと、一生懸命に対策をしてしまうんですね。

陽性食をすると、体の細胞組織がギューッと締まり、固くなります。
すると、臓器も固くなりますから、代謝も血流も悪くなります。
血流が悪くなると、末端に血液が循環しませんから、体はますます冷えるという逆効果になるのです。
固まった細胞組織は、簡単にはほぐれませんから、冷えは一向に治りません。

冷え症対策にならない間違った食事内容

マクロビで言う『陽性食』とは、どんなものなのか、簡単に解説しましょう。

玄米、ごま塩、キンピラ、梅醤番茶、濃い味噌汁、ひじき煮など……
圧力鍋でしっかり煮たもの、醤油や味噌をたっぷり使ったもの。
暖色系の野菜が陽性だとか、寒い土地や季節に収穫できる野菜が陽性だとか、大概そんな感じで教わることでしょう。
塩分を一生懸命しっかり摂ることが、体に良い、冷え症を治す、という考えが植え付けられてしまいます。
これは、とても危険なことです。

飲み物の間違いについては、先日書いた通りです。
【冷え症対策の落とし穴~マクロビ飲み物編~】

「なんだか、違和感があるけど……冷え症を改善するためにやらなきゃ」
「美味しくないけど、頑張って食べたり飲んだりしなきゃ……」

いえいえ、無理しないでいいんですよ。

このような陽性食では、冷え症対策にはなりません。全くの逆効果だからです。
先程書いたように、冷えは『血液ドロドロの陽性』なのです。

ちなみに、肉や魚、卵などの動物性食品と玄米の組み合わせは、大変な陽性過多になります。
そういう食事をしている人は、必ず、甘いもの依存かアルコール依存になっているはずです。
そうでない場合は、過食などの問題が起こっているはずです。

冷え症対策の外用手当ては効果がない?

運動、半身浴、冷え取り靴下などなど……
色々な外用手当てがありますが、本当に重要な対策をしないままに実行しても、むしろ負担になってしまいます。

冷え症は『血液ドロドロの陽性』でしたね。
つまり、例えば運動をしたら、ドロドロ血のまま無理やり動かすことになるので、血管に負担がかかり、むしろ疲れてしまうのです。

靴下を重ね履き。2枚でダメだから、3枚に。3枚でダメだから、4枚に……。
半身浴で芯から温まる。20分でダメだから、40分に。40分より、60分の方がいいかも……。

そんなことをやっていても、不毛なのです。
なぜなら、本質に目を向けられていないからです。

冷え取り靴下は、圧迫感が無ければとりあえず害にはならないかもしれません。
しかし、シルク製の場合、動物性タンパク質でできた素材のため、アレルギー反応が出てしまうリスクがあります。
アレルギー反応は、言い換えると肌にとって、強いストレスになっているわけですね。たとえ肌に蕁麻疹などの反応が出なくても、明らかにストレスになっているのです。
それは『ゆるめる』『リラックス』などとは、真逆の効果になってしまうのです。

本当に必要な冷え症対策とは

なぜ、これほどまでに間違ってしまっているのか?
それは結局、表面的な対策しかやっていないので、間違えてしまうのです。
「なぜそうするのか?」といった意味を見極める能力を身に着けることが大切です。

単に表面的な技術と古い知識を教わっただけで、体との対話の仕方を教わっていなために、間違いが起こります。
問題が広まってしまう根本的な原因は、教える側が陰陽解釈を間違っているからなのです。

では間違えないためにどうするべきかというと、本質的な問題に目を向けること。
そして、陰陽の本質を理解すること、これにつきます。

今、自分の体がどうなっているのか?
自分自身の内側から考えていくということです。

本当に陰性な体質なのか?
問題(冷え)の本当の原因は何か?

これらを解明しない限り、何をやっても逆効果=冷えを悪化させてしまうのです。

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