体と心がラクになるマクロビオンライン個人相談
西野椰季子のサイト

【玄米食でアトピーと冷えが悪化する?】

2021年12月1日


玄米と根菜を食べ、塩分をしっかり摂れば、アトピーと体の冷えは治るでしょうか?
いいえ。結論から先に書きますと……、治りません。

玄米と塩と根菜という食事では、治るどころか、かえってアトピーも冷えも悪化してしまうのです。
この理由について、Yさんの事例を元に解説していきます。

▼動画で視聴したい場合はこちらから

アトピーと異常な冷え症で精神状態も悪かった

45歳女性のYさんは、子供の頃からのアトピー、そして異常なほどの冷え症に悩み、日々疲れ果てていました。

Yさんに初めてお会いした時、室内で一人だけコートを着込み、顔色が悪くとても辛そうな表情をされていたことが、印象に残っています。
アトピーは痒みだけでなく、体全体がだるい、重いなどの辛い症状があります。
肝臓や腸などの臓器も、とても弱っています。
臓器が弱っていると、きれいな血液が造れず汚れてドロドロするので、血液循環が悪くなるため、冷え症になります。

症状がきつい時は、血液循環が悪い時。
身体が重くてだるくて、動かすのが億劫になってしまいます。
それはつまり、溜まった毒素によって肝臓が疲れているからなんですね。

アトピー症状が出ていない人でも、例えば、
「面倒くさい」「手を抜きたい」「疲れやすい」
「体を動かすのが嫌」「だるい」「居眠り」・・・・・
などの症状がある人は、肝臓がとても疲れています。

毒素が溜まりに溜まってしまっているんですね。

そのような血液状態は、ドロドロして循環が悪いため、体は冷えます。

また、その汚れた血液によって、精神面でも悪い影響が出てきます。
ネガティヴ思考に陥ってしまい、なかなかそこから出られないのです。

私自身もアトピーでしたから、その辛さは分かります。
体が冷えるけど、頭がのぼせたり、体を温めると痒みが強くなったり・・・
体にまとまりがないというか、バラバラな感じで、そして循環が悪いためからだ全体にすごく不快感があるんですね。
それが子供の頃からというと、本当に長い間、辛い日々を過ごされてきたのだと推察します。

子供の頃からアトピーになってしまう原因

食べ物の選択と食べ方が、間違っていたのです。
これ以上続けていたら、本当に取り返しのつかないことになっていたと思います。

Yさんは子供の頃の食事が非常に悪かったことが分かりました。
ジャンクフードやインスタント食品、冷凍食品、沢山の砂糖、質の悪い油などで、成長期を過ごされてきました。
そのため、内臓が非常に弱くなっていました。

Yさんが幼い頃、ご両親は仕事がとても忙しかったようです。
そのため、料理に利便性を求めていたそうです。
カップラーメンが発売された当初も、ご両親は忙しくしており、安いものが大好きなお父様が「これはおいしくて安くて便利でいい!」とカップラーメンを箱買いして、よく仕事の合間に食べていたと言います。それをYさんも一緒に食べていました。
また、お父様は甘いものが大好きで、家に常にお菓子があり、それも一緒に食べていました。

Yさんが小学生の時に、近所に某ファストフード店が出来ました。
中学時代のお弁当は、白米と冷凍食品。
サイダー(砂糖飲料)などもよく飲んでいたそうです。

「味の濃い物、脂っこいものなど、今考えると身体に悪いものが大好きでした」というYさん。
大人になりマクロビを知るまでは、添加物や白砂糖の害など考えたこともなかったそうです。

私も同じような年代なので、Yさんのような食生活の状況や時代背景は、とてもよく分かります。
1970年代頃から、日本人の食生活が、外食や加工品、添加物、農薬などによって、著しく乱れていきました。
今の時代はそれからさらに悪化していると言えます。つまりそのような食生活の悪化とともに、アトピーは増えていく一方なのです。

アトピーと冷え症を治したいけど相談できる人がいない

アトピーと冷え症を治すために食事を制限しても、なかなか治らない。

食べることが大好きで食欲旺盛なのに、アトピーが悪化するからもう何を食べたらいいのか分からない。
今の食生活を続けていてよいのか自信がないのに、周りに相談出来る人がいませんでした。

あちこち教室や指導者を訪ねてみるものの、これといった解決策が無いままに、Yさんは何年も悩まれていました。
溜めている物を出せばアトピーが治ると言われ、食事が間違っていることは分かっているけれども、どのように直していいかが分からない。Yさんのような方は、本当に多いと思います。
相談できる人が、いないのです。
昔アトピーに悩んでいた時の私も、そうでした。

玄米を食べてもアトピーと冷えは改善しない

Yさんは医師に肉をやめてみたらと提案され、肉を控えるようになったそうです。
魚は普通に食べていたそうですが、だんだん減っていき、時々少量食べたり、出汁にかつお節を使っている程度になりました。

そして、Yさんは玄米を毎日たっぷり食べていました。
とにかく玄米さえ食べていれば大丈夫、と思っていたそうです。

朝食は玄米甘酒、昼食は玄米ご飯、夕食は玄米ご飯にみそ汁、野菜のおかず少し。
甘い物が欲しい時は、お菓子だとアトピーが悪化するので、玄米甘酒。
ちょっと体調が良くないなと感じる時は、玄米と玄米甘酒だけで何日か過ごしたというのです。

マクロビの食事相談に行くと「身体が冷えているので、温めるために塩や根菜類、玄米を食べなさい」と言われたため、それを信じて一生懸命実践していました。

「とにかく玄米さえ食べればいい」という完全に間違ったマクロビだったのです。

玄米を、まるで治療薬か何かのように捉えてしまう人は多いですが、この考え方が間違いで、深刻な事態を招く要因になっているのです。

確かにYさんの体は、とても冷えています。
しかし、玄米と塩分と根菜という組み合わせでやっていくと、どんどん細胞組織を固めてしまいます。
そもそも動いていない腸がますます動かなくなり、腎臓も硬くなり、さらに代謝が悪くなっていくのです。
この代謝の悪さが、先ほどのような、あらゆるつらい症状を生み出しているのです。

原因を根本から考えない限り、間違いを犯し続けてしまいます。

アトピー以外にも玄米で悪化した症状

アトピーと冷え症以外にも、Yさんの問題は増えてしまいました。
早く起きてしまうのに夜はよく眠れない、という睡眠障害。
便秘なのに下痢がち。
一日のうちに何度もトイレに行くことになり、頻尿。
鼻水で鼻詰まり、口が渇き、のどの痛みや痰も。
首のこり、肩こりは毎日で、胸が苦しい時もある。
当然手足も冷えていて、むくみは毎日、しびれを感じるほど。だるくて力が無いと感じる。
出産後、生理は停止。
尿からはぞうきんの臭い。
怒りっぽい面があるかと思いきや、一気にネガティブになるという情緒不安定。

このように体の様々な症状は、間違った玄米食で悪化してしまったのです。

玄米食をやめたらアトピーが改善し下痢と便秘が治った

塩分の摂取量や食事内容に関しては、細かく体の様子を見ながら、食べ方、調理法、分量、組み合わせなど、非常に繊細に、体に合わせて決めていかなければなりません。
「玄米と塩分と根菜を摂ればいい」というようなやり方は、あまりにも大雑把すぎます。
Yさんの体に全く合っていなかったわけです。

Yさんは玄米をやめることにしました。
すると、下痢が止まったというのです。
すぐに便秘も治りました。
次第にアトピーの痒みも改善されていきます。

しかし玄米をやめると、今度は何を食べていいか分からない、ということになりますね。
次にやることは、しっかりバランスを考慮した献立にしていくことです。

玄米をやめて下痢と便秘が治ったとはいえ、長年に渡って蓄積した毒素を除去していくのは、決して簡単ではありません。

また、脳にインプットされてしまった陰陽解釈の間違いも、細かく修正していく必要があります。
間違った知識を頭から追い出し、自分の体をよく見るようにしていくのです。

玄米で空腹感を紛らわせアトピーが悪化した

毒素が蓄積していると、血液が汚れてドロドロします。
すると、やる気が出ない、だるい、行動が遅い、料理がおっくう、出かけたくない、やるべきことをすぐにやろうとしない、などの悪循環に陥ってしまいます。

料理がおっくう、やる気が出ない、それでも、お腹は空いてきますね。
むしろどんどん空腹感が増してきます。
しかしここで、空腹だからといって、手っ取り早くお腹に溜めるようなものばかり(穀類、炭水化物、菓子など)を食べてしまうと、一向に問題が解決しないままになってしまいます。
しかし玄米に変えてもその”手っ取り早くお腹に溜める”方向性は変わらないのです。解決しないどころか、問題を悪化させてしまうことになります。

今までは、ご飯(穀類)を主食にし塩分もしっかり摂ってきたYさんは、減塩菜食で毒消しを優先する食事をどのように自分の中に落とし込んでいけばいいか、最初のうちは戸惑っていました。

思考の行き詰まりには、体と対話することが大切です。体は、正しい答えを知っているからです。

Yさんは、今まで勉強してきたことと間逆なアドバイスを受け、とりあえずそれを実行する・・・というように、思考のギャップを埋めていく作業をコツコツと前向きに続けました。

練習していくうちに、苦手だった料理も美味しくできるようになり、体が良くなろうとする、そのサインをしっかり受け止めて、アドバイスを実行することに集中しました。
このような、前向きに受け入れる姿勢は、体との対話にとって、とても大切なことです。

半年後のYさんからのメールには、こう書かれていました。

「3週間を終えて、半年が経ちます。
アトピーが酷かった膝の裏はつるつるになりました。

まさに、体が答えをくれたのですね。

▼詳しいご感想はこちらから
https://www.yasukonishino.com/voice/480

とても素敵なご感想をありがとうございました!

アトピーの改善が見られて、他にも沢山の素敵な効果があり、本当に良かったですね。
素晴らしい体験談でした。

これからYさんの生活は、どんどん快適になっていくことでしょう。

Push Notification