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西野椰季子のサイト

【「玄米で便秘が治った!」にひそむワナ】

2021年12月19日

便秘の人は、決して玄米を食べないでください。
そう断言できる明確な理由があります。
便秘に玄米が非常に良くない、そして体にとってデメリットが大きい理由について解説します。

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玄米を食べたら幼少期からの便秘が治ったと錯覚

玄米は、健康に良いと謳われていますが、実は、かえって体に悪い場合があります。
玄米で体を悪くしたり、害になることすらあるのです。
「玄米を食べるだけで健康になれる」と思っていたら、自分自身の体にとって重大な間違いを犯すことになります。

例えば、幼少期からの便秘で悩んでいたRさんという女性の事例があります。
「腸内環境の改善に良い」「便秘が改善する」と聞いて、玄米を食べ始めたら、便が毎日出るようになりました。
しかも、黄土色でしっかりした形。
やった!長年つらかった便秘が、とうとう治った!
やっぱり玄米ってすごい!
Rさんは大喜びで、玄米を食べ続けました。
……ところが。
一年後Rさんは、過食で苦しみ、体重が10kg増え、腰痛になり、異常なほどのイライラに悩まされ、夜寝付きにくくなってしまったのです。

この状態で私のところにご相談に来られました。

玄米で便秘が治ったように感じる理由

便秘は改善されたと思い込み、なぜ過食や腰痛、イライラなど、つらい症状が増えてしまったのでしょうか?
まず、玄米で便秘が治ったように感じた理由について、解説しましょう。
そう、治ったように感じただけなのです……。

玄米は食物繊維がたっぷり含まれています。
とても消化の遅い食べ物です。
これを毎日、何年も続けてしまうと、どんどん詰まって循環が悪くなっていきます。そして玄米の陽性の性質のため、元々固まりやすかった体はますます硬くなり、循環は悪くなる一方です。
同時に、肝臓も悪くしていきますから、肌に症状が出たり、目の周囲に症状が出たり、肌が黄色くなったり、イライラしたりするのです。
肝臓は痛みを感じない臓器なので、あまり自覚症状がなく、気付いた時には手遅れということも多いです。

つまり、玄米で便秘が『治った』のではなかったのです。
繊維が多いので、その繊維質が固めて押し出しているだけにすぎないと思われます。
この錯覚が、体を危険な状態へと導いてしまうのです。

そもそも、幼少期から便秘だった根本的な原因について、解明し、改善しなければ、便秘は治りません。
現状の食事のまま玄米を追加して食べ続けたら、便秘の解決策とはならないわけです。
それは、問題から目をそらし続けることになるわけですから、次々と症状を増やしていき、体が悲鳴をあげてしまうのです。

玄米で便秘を治すはずが他の問題が多発

Rさんのように、便秘が治ったかのように感じられても、過食、体重増加、腰痛、イライラ、寝付きにくいといった、便秘以外の様々な問題が起こることが非常に多いです。
特に最近になって、このように玄米が原因で具合を悪くした人がどんどん増えてきていて、私のところにご相談に来られます。

玄米で過食になってしまう原因は他のコラムでも書いていますが、主に、食事内容とそのバランスが体に合っていないためです。
そもそも現代人に玄米食は合いません。玄米菜食で症状が改善していた時代というのは、桜沢先生がご活躍されていた、今から50~70年前の世界なのです。その時代の人々の体質や食生活と現代は、全く別世界のように大きく変化していることを、しっかり認識しなければならないのです。

玄米で便秘が改善した。
でも玄米をやめたら、また便秘になってしまう。
これは『便秘が改善した』ことにはなりません。
つまり、錯覚なのです。
その錯覚に気付かず、毎日玄米を食べ続けていったら、体の声を無視し、症状がどんどん増えてしまうのです。

玄米で治ったはずの便秘が再発・重症化する理由

便秘の人が、玄米を食べて便秘が改善された。
それで「便秘が治った!」と喜んで、玄米を食べ続けてしまうと、大変に恐ろしいことになります。

一番ありがちなのが、『再び便秘になってしまう』パターン。
これはなぜかというと、玄米でただ押し出していただけだったからです。
便秘は根本的には全く治っていなかったということになります。
そして恐ろしいことに、再発すると、便秘が重症化してしまうのです。
再び玄米を食べても、便秘になり続けてしまうことも。
何をやっても便秘が治らなくなった人達を、何人も見てきました……。

そして少ないけれど恐ろしいのが、逆流性食道炎や、胃潰瘍、さらには腸閉塞や十二指腸潰瘍に至る可能性があります。
これは命に関わるとても危険な状態です。
相談者の中に、実際にそういう人たちがいたので、こうして記事を書いています。
重要なことなので、書き記しておこうと思ったのです。

このように、玄米で体を壊した人が跡を絶たない現状です。
この記事を読んだ方は、すぐに玄米をやめ、食事内容全体の見直しをすることをおすすめします。

玄米をやめたら便秘が再発したという人は、根本的な便秘の原因を改善しなければならないということです。早急に検証と対策が必要です。

幼少期から便秘で、あらゆる対策を試しても治らず、玄米でツラい思いをしたRさん。
玄米をやめて、減塩菜食を3週間の個人相談で実践したところ、過食、腰痛、異常なイライラ、寝付きにくさは、ウソのように消え去り、便秘にもならず快適な毎日を取り戻すことができました。
いずれ体重も適正になることでしょう。

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