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【本当に重要な熱中症対策4つのポイント】

2020年6月14日


年々、熱中症の人が増えています。

暑い日が続くと熱中症関連のニュースが流れてきます。すると、どうしても不安感が増してきてしまいますね。
混乱を整理するために、正しい知識が必要となります。

「夏は、塩分や水分の摂り方についてどうしたら良いのでしょうか?」と
毎日のように同じようなご質問をいただくので、この件について今一度まとめてみたいと思います。

何が正しくて何が嘘なのか判断するためには、体に聞くのが一番です。
しかし、体との対話に不安がある人は、判断ができなくなります。

本当に必要な熱中症対策4つのポイントについて、ひとつひとつ解説していきます。

本当に必要な熱中症対策1:塩分は摂りすぎないこと

熱中症対策というと、塩分をとりましょう、とか、水分をとりましょう……といった情報が、やたらに入ってきますね。
販売戦略も加わって、むやみに煽っている印象があります。
それで皆さん、混乱されてしまうようです。
そんな心境を見抜いているかのように、ここぞとばかりにメディアでは様々な情報があふれかえり……中には、明らかに不要と思われるものまでが製造販売され、この混乱に便乗しようとすらします。

まず問題の1つめは、『塩分』ですね。
夏は汗を沢山かくため、体内から塩分がどんどん失われていくと言われています。
出ていったら、その分多めに摂ればいいのでしょうか?

でも、ちょっと待って下さい。
「その分」って?
「多め」って?
一体どのくらいなのでしょうか?

これについては、運動量や汗の量、また年齢によっても、大きく異なってくると思われます。

その人に必要な塩分の適量を知るのは、容易ではありません。
けれども、注意しなければならないことがいくつかあります。
まず塩分をむやみに摂っていると、血中塩分濃度が上がってしまい、脱水症状を起こします。
塩分の過剰摂取は、かえって熱中症の原因になってしまうのです。
例えば、スポーツドリンク+塩飴で塩分過多になってしまい、血圧が急激に上がって倒れてしまった。……という失敗例がありました。
スポーツドリンクと塩飴(砂糖)を組み合わせると、塩分だけでなく、血糖値も急激に上がってしまいますね。

そもそも日本人の場合、日常的に『塩分摂りすぎ傾向』になっています。
上記の失敗例は、すでに日常の塩分過多で、体がその処理で困っている状態だというのに、そこへ追い打ちをかけるようなことをしてしまったのです。
ですから、「水分と塩分をしっかり」とむやみやたらに塩分を摂るように呼び掛けるのを鵜呑みにすることは、間違いとなる危険性がありますので、注意が必要なことです。

汗から塩分が排出されるのは、日常的に当たり前のことです。
汗をかくからといって、「塩分を補給する必要」はないのです。
なぜなら、人体は塩分を備蓄しているからです。
摂りすぎて害になるリスクの方が明らかに高いのです。
しかし水分は備蓄できませんので、こまめな補給が必要です。

そして、これも無視されがちなのですが、
『ナトリウムだけではなく、カリウムも汗から排出されてしまう』のです。
カリウムを補充するためには、大量の新鮮な野菜が必要となります。

塩は、あらゆる食品や飲み物に含まれているので、よほど意識しないと、果たしてどのくらいの塩分を摂っているのかがわかりません。

あなたは、自分がどのくらい塩分を摂っているのか、把握できているでしょうか?

例えば、外食、加工品、加工調味料の多い人は、要注意なのです。
自分がどのくらい塩分を摂っているのか、わかっていないところへ、「熱中症で倒れた」「熱中症で死亡」などのニュースが耳に入ると、不安になり、「私も塩分が足りないのではないか」という強迫観念に襲われてしまうのですね。
この「不安感」というのが、やっかいなのです。
不安解消のために人が走りやすい行動として「多めに摂っておけば大丈夫だろう」となりがちです。
しかしこれはとても危険なことなのです。
多めに摂れば過剰摂取となり、体に害になりかねないのです。

本当に必要な塩分量など、どんな人であっても、すぐに分かるものではありません。
混乱してしまうのも当然ですね。
ですから、ここで冷静な判断をしなければなりません。
自分の体と、日常的に飲食しているもの、そして塩分量が、キチンと合っているのかどうか?の確認です。
間違っているならすぐに修正しなければなりません。

外食が多い人、料理をしない人、野菜の食べ方が少ない人、パンやスナック菓子などの好きな人は、すぐに食生活を変える必要があります。
塩分過多の食生活を、今すぐ見直しましょう。
こうした、むやみに塩分過多の生活をしていると、腎臓でその処理を行うため、過剰な負担をかけ続けることになってしまいます。
腎臓が疲弊して機能低下すると、体全体に甚大な被害を及ぼし、熱中症になりやすくなってしまいます。
デスクワークなどで、座りっぱなしの人や、日頃運動しない人の場合は特に注意です。

また、汗をかきにくい人も要注意です。
体の組織の萎縮と硬化、また血液の汚れで毛穴が詰まって代謝が悪くなってしまっているのです。

しかし、だからといって、今度は「塩分を抜けばいいか」というと、そう単純ではありません。
自己流の無塩、塩抜きは、大変危険なので、絶対にやらないでくださいね。

本当に必要な熱中症対策2:正しい水分を適切に摂ること

2つめのポイントは、水分の摂り方です。

スポーツドリンクを水がわりに飲んでいたら、歯が溶けてしまったお子さんの話を聞いたことがあります。
おばあちゃんが「栄養があるから良いのでは」と、水の代わりにスポーツドリンクをお孫さんに飲ませていたというのです。
それが原因で歯が溶けてしまったのです。
そのお子さんの口内は、本当に悲惨な状態だったとのことでした。
スポーツドリンクには、塩分の他に、砂糖が大量に含まれているのです。
砂糖が歯に悪いことは周知の事実ですよね。
ですからここではクドクドと書きません。
そして砂糖を体内で分解するためには、ミネラルが大量に必要です。
つまり、砂糖をやめないと、体内のミネラルはどんどん不足します。
ついでに、カルシウムの吸収までも阻害してしまいます。
その他、糖尿病の危険もありますね。

また、むやみに水を飲んで水毒になってしまった事例もあります。
水をがぶ飲みして救急搬送されたというニュース記事がありました。
こういうニュースが流れると、「水分摂り過ぎって怖いな」というように思う人もいるでしょう。
しかしちょっと考えてみましょう。
どうしてこの人は、自らの許容量を超えて、水分過剰摂取になってしまったのでしょうか?
その原因は、日頃の食生活にあります。
食生活が悪く、腎臓が弱っている場合に水分をたくさん摂ると、その処理ができないため、体内に水が溜まってしまう。代謝が非常に悪かったのです。
自覚症状が無いままに腎機能が低下しているケースは、意外にも多いのです。
長い間、日常的にお菓子好きで外食が多い人、濃い塩分、固いもの(ナッツ、せんべい、ポップコーン、スナック菓子など、消化の悪い固いもの)をつい食べてしまう人、肉食や魚食が多い人は、要注意です。
干物、漬物、加工品などにも多量の塩分が含まれます。
頭痛薬や睡眠薬、その他の薬を常用している人も、腎臓に負担がかかっています。
冷え性、腰痛、疲れやすい、むくみ、顔の黒ずみや目の下のクマがあると、腎機能が低下しているかもしれませんので要注意です。
腎臓は、とてもとても大切にしなければならない臓器なのです。
しかも、自覚症状がないままに悪化させてしまう場合が多く、一度傷めてしまうと、回復するのに非常に長い時間がかかります。

カフェイン入り飲料とカフェオレの組み合わせで急性カフェイン中毒を起こしたケースもあります。
個人差もあると思うので、一度にどのくらい飲んだら中毒になるのかは、わかりません。
しかし、このように過剰摂取となってしまうのは、明らかに体との対話が失われている状態ですね。
熱中症対策として、水分だったら何でもいいだろうと思い、飲んでいたようです。
ちなみに某カフェイン飲料の飲み過ぎで、亡くなった方や深刻な障害に陥った方もたくさんいらっしゃいますね。
一度に大量に飲まない場合でも、毎日飲み続けていて心臓発作を起こしたというケースもありました。
また、このような飲料の場合、カフェインだけでなく砂糖や人工甘味料も沢山入っているので、それが血液や臓器に大きな負担をかけると思われます。
大変危険な飲み物です。

以上の3つのケースのように、「〇〇が良いから」というそれだけに意識を向けすぎると、道を間違ってしまうことが起こりがちです。
水分は、飲むものを選ばなければ意味がないばかりか、体にとって悪影響にもなりかねません。
また、飲み方や温度、濃度、飲む時間帯、さらに体調の変化などなど・・・、
様々なことを考慮しながら摂取しなければならないのです。
体調や体質は、本当に人それぞれですし、簡単にまとめて書くことができませんが、冷たすぎるものの常食・常飲は避けたほうが良いです。
摂り過ぎると、胃腸を弱らせてしまいます。
また、冷やした飲み物は、入りやすいため、つい飲み過ぎて過剰摂取になっても分からないという危険もあります。
もし冷たいものがやめられなかったり、欲求が強いのであれば、毒素の蓄積が多いため、と考えましょう。
つまり、必要なものは『冷たいもの』ではないのです。
必要なのは、毒出し、毒素の対処法を学ぶことです。
水分は天然の軟水(硬度50以下)がおすすめですが、がぶがぶとむやみに量を飲めば良いかというと、それも良くないです。
その人の胃腸がどのような状態か、腎臓の状態はどうか?などによって、様々に変えていく必要があります。
すなわち、細やかな個々の対応が必要となります。

本当に必要な熱中症対策3:適度な運動

暑いからといって外に出ず、動かないでいても熱中症になることがあります。
熱中症で亡くなった方の多くは、65歳以上の老人で、室内なのです。
これはどういうことかというと、食事内容が悪くて血液の状態が悪いまま、動かないのでドロドロして固まってしまったのです。
さらに気温上昇によって、ドロドロ血が温まり、臓器への激しいダメージとなるのです。

そうかといって、例えば普段運動しない人が、運動不足解消のために週末いきなりマラソンを始めたり、サッカーなど激しい運動をしたり、運動不足をまとめて解消しようとすると逆効果になってしまいます。
体にとって激しいダメージを及ぼします。
今まで動いていなかった血液というのは、どういう状態かというと、ドロドロして泥水のような状態なのです。
それを突然一気に動かすので、汚れた血液がいきなり体内を循環することになり、心臓などの臓器に甚大な負荷がかかります。
同じ理由で、サウナやホットヨガも要注意です。

ではどうしたらいいかというと、毎日こまめに少しずつ動かしておくことが大切です。
これは、もちろん毒素を溜めないことや、ドロドロ血液にしないことと同じ意味になるわけですが、コツコツやっていくことが大切なのであって、一気にやろうとするのは体に無理がかかるということです。

また、運動といっても、例えば毎日ジョギングを何キロもするとか、その必要はありません。
この目的はあくまでも血液循環を良くすることなのです。
停滞しないように、循環を保つイメージです。
ですので、適度に動かし、循環を良くすることを意識していきましょう。

本当に必要な熱中症対策4:溜めない生活をすること

そして一番大切なことは、塩分や水分が足りないのではないか、ということよりも、「余計なものを摂っていないか?」ということのほうに、目を向けるべきなのです。

たとえば、筆頭に上げられるのが『砂糖』。
精製砂糖を体内で分解するためには、大量のミネラルが必要です。
砂糖を摂っていると、体内のミネラルはどんどん不足します。
ついでに、カルシウムの吸収を阻害します。
それに、スタミナをつけようなどと、焼肉やうなぎを食べたりするのも当然NGです。
このような高脂肪・高タンパクのものは消化しにくいので、暑さで疲れた胃腸には負担をかけます。
それを分解するために、さらに体が疲れてしまうという悪循環に陥ります。
それが、いわゆる「夏バテ」という状態です。
つまり「足りない」ことよりも「余計なものをやめる」ことのほうが大切なのです。

長期サポート会員の方から、下記のようなご報告をいただきました。

家族がよく暑いと言うのですが、そんなに暑いかなぁといつも思ってしまいます。
確かに暑いし汗を沢山かくのですが、私はそれを不快に感じることがほとんどありません。
昨日いろいろな人と会って、あらためて人よりも暑さを不快に感じていないように思いました。
以前にこういうことはなく、先生の指導の元で無塩・減塩菜食を始めてからだと思います。

この長期サポート会員の方は、私のアドバイスに従って正しく無塩食を実行することにより、体内の浄化に努めているので、暑さを必要以上に不快に感じることなく、心地よく猛暑を過ごされています。
実はこの方、ご相談に来られる前は、とても体が弱くて、毎年夏バテをしていたのです。
それが食を正していくとともに、年々、夏が過ごしやすくなっているとのことです。

汗を沢山かいても不快ではない。とても良いことだと思います。
塩分や砂糖などをたくさん摂っていて、さらに動物性も摂っている人達は、日頃から血液が濃く粘ってドロドロしています。
このドロドロの原因は、体内に蓄積している毒素によって、ますます悪化します。
そのようにドロドロ毒素いっぱいの体が、外気温の上昇によって温まると、汗もかきますし脱水しますから、さらに血液の粘り度が増します。
それは特に砂糖の影響が顕著です。

糖分はベトベトしていますよね。あのベトベト感が、血液にも反映され、汗となって出てくるのです。
そのドロドロ倍増の血液が、肝臓、腎臓、心臓など体中の臓器に負担をかけますから、不快感も増幅します。
また、汗からは大量に毒素などが出ます。
そのため、毒素=不快なものが汗から出てくれば、皮膚表面が不快なもので覆われるわけで、それによっても不快感が増幅します。

その不快感が「暑い」という表現になって表れるのです。
ですから「暑い、暑い」と言っている人の感覚を翻訳をすると「暑くて不快で辛い」ということになるのですね。

いずれも、“摂りすぎる”というところに問題があるわけですが、そもそも何かを“~すぎる”という行動自体、生命維持あるいは健康維持から見ると真逆になってしまっています。
これはとても不自然ですよね。

なぜ、このようなことになるのでしょうか?

それは、

“体との対話が日常的に失われている”

“体内に毒素の蓄積が多い”

などが、主な原因です。

毒素をどれだけ溜め込んでいるのかのチェックは「無塩食でからだはこんなにラクになる」に書いてありますので、読んだ方は確認されていることと思います。

人はなぜ、自分自身の許容量を超えてしまうのでしょうか?
生命維持の視点から見ると、とても不自然なことですよね。

先述したように、いつも「暑い暑い」と言って辛そうにしている人は、毒素を溜め込んでしまっているわけです。
いわゆる夏バテ予備軍になっているのです。
体内毒素を溜め込んでいると、あらゆる臓器が疲れきっていきますから、当然ながら体の機能が正常に働きません。
特に肝機能が低下していると、良い血液を脳に送ることができません。
そうすると、脳は“誤作動”を起こすようになってしまい、正しい判断ができなくなってしまうのです。

そして<判断力の低下>が起こります。

判断力が低下すると、食べ物から始まって、生活や人生のあらゆることに問題が起こります。
たとえそれが、命にとって間違った行動であっても、わからなくなってしまうのです。
これが、過剰摂取してしまう行動につながるのです。
この解決のためには、体にとって不要なものを取り込まないことはもちろん大切、最優先事項です。
さらに、溜め込んだ毒素を正しく代謝させて、体の機能を回復させ、良い血液を作ることが重要です。

本当に必要な熱中症対策のまとめ

熱中症というのは、極めて簡単に言うと、体温上昇と脱水の状態です。

表現を変えると、汚れたドロドロの血が外気温の上昇によって温められてドロドロ度が増すことにより、臓器に甚大な負担をかけ、代謝がうまくいかなくなり、体の機能が不具合となってしまうわけです。

ですから、日頃からドロドロ血を作らないよう、『血液の浄化』に務めることがなによりも大切なのです。
サラサラの綺麗な血液が循環していれば、このようなことにはならないのです。
想像してみてください。

ドロドロ血が温まって、毒素が溶け出し、さらに粘ってドロドロが増しているところを……。
恐ろしいですね……。

というわけで、最優先すべきは『血液の浄化』です。

以上、熱中症対策として大切なことを簡単にまとめると、

★日頃から、塩分を摂り過ぎないこと。

★日頃から、体質にあった良質な水分をたっぷり摂ること。

★日頃から、代謝をよくするために、適度な運動をすること。

★日頃から、毒素を溜めない食生活をすること。

★日頃から、血液を綺麗にするよう心がけること。

重要なことなので、繰り返します。
日頃から」。

つまり<日々の積み重ね>が、体にとって、とても大切なのです。

熱中症は年々増え続けています。
昔に比べて現代は、いかに食生活が悪くなったか、ということではないでしょうか。
食べたものが体を作る”わけですから、食べ物が悪ければ、それによって出来上がった体も悪い、ということになります。
体が悪いというのはつまり、体質が悪い、のです。
体質が悪いと、外気温や気象変化などに影響を受けやすくなります。
日常の食べ物、飲み物について見直し、熱中症にならないようにきれいで活力のある血液を作ることをしていきましょう!
体作りから考えることによって、様々な不安や疑問もなくなっていくものです。
ドロドロ血液って本当に怖いですね……!

暑さに負けず、楽しい夏を過ごしましょう。

『無塩食概論』のシリーズでも、熱中症について詳しく解説していますので、まだお持ちでない方はこちらをご覧ください。
https://www.yasukonishino.com/dvd.html
すでにお持ちの方は、再度、ご覧になってみてくださいね。

 

 

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