【マクロビなのに夜過食が治らない】
今日は、夜過食になってしまうHさんのご相談をヒントにお話をしますね。
夜、過食になり、朝起きられない
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メルマガ、楽しく読ませていただいています。
レシピもとても参考になり毎回印刷してファイルに綴じて使っています。
半年前まで好きなものばかり食べていましたが(洋菓子・バタ-・チ-ズ・肉などなど)
徐々にリスクの高いものは控えて自分の体と向き合っています。
仕事をしている関係上難しいところもありますが出来るところから実践しています。
「朝すっきり起きられ一日元気で過ごせること」素晴らしい事だと思います。
ただ今の私は未だ未だ朝は辛く(寒いせいもあるのでしょうか)夕方になるとぐったりしています。
一日働いて子供を迎えに行って夕食を作る時間にはもうへとへと。
これではいけないと思いつつ毎日倒れるように寝ています。
子供との大切な時間も疲れきってそれどころではないという感じです。
疲れれば疲れるほど食欲が沸くという現象。
そして甘いものが食べたくなります。
こうなるともうダメ!翌日不調になるとわかっていても夜たくさん食べてしまいます。
朝・昼は自分の体と向き合えるのに夜になるとプチンと切れたようになってしまいます。
自分の体なのに・・そして一日の中なのにこうも変化するのかと不思議です。
一日元気に過ごして朝すっきりと目覚める――そういう体と心になりたいです。
(東京都 H様)
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H様、メールありがとうございました!
夜過食の原因と対策
H様が、何をどんな風に食べていらっしゃるのか、詳しいことが不明なので、なんとも言えませんが、
たくさんの方にあてはまりそうだったので、とりあげさせていただきました。
私も以前は体力がなくって、朝起きることができませんでした。
でも、マクロビオティック(完全菜食)にしてから、今は人並み以上に元気になれました!
目覚まし無しで毎朝ほぼ同じ時刻にスッと起きられます。
さて朝起きられない原因となるひとつは、就寝直前に飲食することがあげられます。
就寝前の最低1時間~3時間は食事をしないほうが、朝は起きやすくなります。
つまり、食事時間を見直すことです。特に夕食ですね。
マクロビを始めると過食になりやすい
ただ、マクロビオティックをやりはじめるとどうしても、最初のうちは過食気味になります。
そしてまた、身体の倦怠感も数か月間は続くことがあります。眠気などもあるかもしれません。
それまでの身体のダメージにもよるため非常に個人差がありますが、これらは1年くらい続くこともあります。
一度過ぎ去っても、またやってきたりします。
これが、排毒です。しかしこれは、食事内容をしっかり修正していくことで、改善されます。
早い人で1~3週間で解消する場合もあります。
そして、夜に過食という状態は、体が陽性になっているのです。
つまり、体内の陽性毒が処理されていないわけです。
陽性の排毒は、主に夜に強く出ます。
甘いものが欲しいのも、陽性の排毒が出ているためと思われます。
ですからまずは、『体内の陽性毒を対処するための食事内容』を考えていかなければならないのです。
食事とともに精神面にも目を向ける
ちょっと別の視点ですが、ご参考までにFさんの事例を書きます。
Fさんは、アトピーがあり、そして過食に悩んでいました。
アトピーで過食、という人は間違いなく陽性気味なので、蒸し野菜などのあっさり系野菜やスープをすすめます。
マクロビオティックを始めたのですが、なかなか過食がやめられなくて、悩んでいました。
ある時、
「自分だけの身体じゃない。身体をもっと大切にしないと、皆が困る。」
そのように自分自身に言い聞かせたのです。
その時から、Fさんの過食は治っていったのです。
人は、何か明確な目標を持ったり、責任を自覚したりすると、自分を変えるきっかけになるのです。
明日のために気をつけること
私自身も毎日、口にするものには非常に気を使って生活しています。
やはり「私の代わりになる人がいない」ということが何より重要なことなのです。
例えば、子育て中なら、母親である人はいつも元気でいなければならないと思います。
ですから尚更、口にするものには気をつけることが大切です。
そして自分の体を最優先することです。
自分の体に気をつけるということは、周囲の人にとっても良いことなわけです。
「明日のために」をいつも考えています。
食事を整えることと同時に、思考のしかたにも目を向けて、変えていくと良いと思います。