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【マクロビ高血圧は減塩菜食でスッキリ改善!】


マクロビでも高血圧になるって知っていましたか?

マクロビをやっているのに高血圧と診断され、どうしていいか分からなくなった方へ、朗報です!
無塩食や減塩菜食で高血圧が改善した事例と、その理由を解説します。

マクロビ高血圧が減塩菜食をしていないとどうなる?

動悸、息切れや、手足のむくみがひどい、イライラしたり怒りっぽくなる……
このような症状が多い場合は、血圧測定を習慣化した方が良いかもしれません。

心不全を放置し、脳がむくむと、頭痛や吐き気などが起き、命の危険も。

また血圧が高いことが続くと、血管が消耗してもろくなるため、血管が切れやすくなります。脳の血管が切れると大変です。
物忘れが酷くなったり、考えていることと別のことを喋っていたり、やりたいことと全く違うことをしていたり……
さらには視界認識がおかしくなるので、ドアノブを掴めなくなったり、向かってくる人を避けられなくなったりします。車や自転車に乗っていたら大変なことになります。

マクロビを実践していても、高血圧になる人は実は多いのです。

マクロビ高血圧が減塩菜食で改善した事例

私の師匠であり、無塩食を考案した國清拡史先生の奥様が、高血圧になったことがありました。
しかし、奥様は30年間ずっと菜食で、先生と暮らしてきたのです。
動物性を食べていないのに、なぜ高血圧になってしまったのでしょうか?

50歳前後の時、先生の奥様は職場の検査で「高血圧」の診断を受けてきたといいます。
医師に薬を飲んだ方がよいと言われるレベルですから、上の血圧が160位はあったようです。
その後、時々自分でも血圧を測ってみると、180以上~200位になっていたそうです。

三島の半断食合宿には、高血圧で10年間も降圧剤を服用しているという人が、少なからず来ていました。そのような人達に國清先生は、これまで「菜食で少食にすれば、血圧は簡単に下がりますよ。薬はすぐに止めても大丈夫です」と指導していたのです。
そして、実際に血圧は下がり、薬も飲まなくなっている人がほとんどでした。
ところが、先生の奥様はもうすでに30年間も菜食なのです。動物性のものは食べていないのです。塩分が多いということもなく、梅干も嫌いということでした。

そんな先生の奥様ですが、國清先生の指導の元に無塩食を実行したところ、血圧はすっかり下がってしまいました。

他にも、無塩食とまではいかなくとも、減塩菜食にしただけで高血圧が改善されたという事例は多く、私のところでもあります。

なぜマクロビ高血圧に減塩菜食が効果的なのか?

そもそもなぜマクロビを実践しているのに、高血圧になってしまうのか。
その原因は、今までの古いマクロビ理論では見落とされていた『備蓄栄養』でした。
これは『無塩食概論』でも詳しくお話しています。

簡単に言うと、私達の体は生まれる前に母体から栄養を引き継ぎ、子供の頃に沢山の栄養を摂ってきて、成人するとその栄養を備蓄するようにできていると思われます。
その栄養は飢餓のために備蓄されていると考えるのが自然であり、しかし現代では飢餓状態は滅多に起きませんから、使われずにずっと備蓄されたままということになります。

そうすると賞味期限切れのような状態で、古くなっていき、次第に、体にとって良くないもの……簡単に言うならば「毒素」となっていくのです。
その毒素は、溜め込んだまま体内のあらゆる隙間に放置されています。

そして、不要となった毒素は35~40歳くらいからどんどん溶け出してきて、逆流してくるのです。そうすると、健康上の色々な問題が増えます。
これが老化現象、更年期障害ということだとしたら、とても納得がいきますよね。

どんなに良いものを食べていても、菜食にしていても、塩分を摂っていたら、この毒素は代謝できませんので、溜めているままになり、問題が出ます。

毒素が逆流してくる更年期前後から、高血圧になりやすくなるのは、そのためです。
ですから、沢山の毒消しのための野菜・果物・水分が必要なのです。

マクロビ高血圧で減塩の落とし穴

しかし、ここでマクロビを真面目に実践している人ほど、玄米や豆腐類、切り干し大根、根菜の煮物やきんぴら、たまにうどんやそうめんといった献立です。

まず野菜が足りていません。
そして塩分が多いのです。

この2つの大きな問題点が、マクロビでも高血圧になるリスクを高めてしまっているのです。

高血圧の人がカロリー、コレステロール、塩分を控えるというアドバイスをもらうことは多いでしょう。
しかし単純に塩分を抜いたり、減塩にしたりすればよいかと思ってしまうと、それは重大な間違いを犯すことになります。
目を向けなければならないのは、食事の内容なのです。
そしてあなたの体がどうなっているかということです。
詳しく言うと、高血圧以外の症状にも目を向け、分析しつつ、体に合った食事内容や飲み物、塩分量などを細かく見ていく必要があるのです。

高血圧=血液ドロドロ+血管の萎縮・硬化ということになります。
ですから、減塩&無塩で菜食にすることが最も効果的なのです。

しかし一人で自己流で行うと間違いに気付けず、かえって悪化してしまうことも。
そのため、マクロビオンライン個人相談で、アドバイザーにサポートを受けながら、体質に合わせた食事内容へ変えていくのがおすすめです。

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