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西野椰季子のサイト

【3週間で消えた過食、イライラ、冷え性と甘いもの依存】

子育て中の35歳女性のUさんは、過食とイライラがお悩みでした。

Uさんのお悩み症状

詳しくお聞きすると、持病がつらく、体重も落としたい、朝起きれない、睡眠状態が悪く、慢性的な頭痛や冷え性もあり・・・
残尿感、鼻水とくしゃみ、咳、痰に加え、手には湿疹、首・肩・背などのコリ、むくみ、胃痛など慢性的な症状がたくさんありました。
また、生理も停止してしまっていました。
・・・というように、多くの不快症状を抱えていらっしゃいました。

甘いもの(砂糖や甘味料)がやめられない

Uさんの最も深刻な問題は、砂糖中毒になっていることでした。
甘いものがなかなかやめられず、マクロビを5年ほど実践しているものの、市販のお菓子を食べてしまう。
自分で作るお菓子にも、てんさい糖やメープルシロップを入れてしまう・・・。
「子供のために作る」という言い訳を作り、お菓子を大量に作って食べることが日常になっていました。
それが体脂肪を増やし、血液を汚し、体調不良の原因になっていたのです。
もちろんそれは、お子様にも悪影響となってしまいます。

マクロビに甘味料を足す食べ方

普段の食事内容を拝見すると、Uさんは朝から玄米を食べているのです。
これはすぐにやめていただきました。

そして塩分過多でしたから、減らしていただきました。
さらに、野菜があまりにも少なすぎたので、増やしていただきました。

今までの古いマクロビのやり方に甘い物を追加した、というような食事内容です。
これでは、Uさんの症状はどんどん悪化しますし、玄米や塩分、お菓子類は、腎臓に悪いものばかりなので、ますます代謝を悪くします。
しかも中毒性があります。

Uさんは、腎臓と肝臓が非常に悪いです。
ですので、玄米とお菓子は完全にやめなければなりません。玄米と甘いものを摂り続けていたら、どんどん悪化してしまいます。

まず玄米とお菓子をやめ、次に減塩と野菜を増やすことを中心に、食事内容を調整していきます。

甘いもの欲求の根本的な原因とは?

甘いものがやめられない人は、砂糖をやめてからも、何とかして砂糖ではない甘いものを探し、食べようとしてしまうのですが、これが実は、問題の解決からどんどん遠ざかっていくことになってしまうのです。

甘いものの欲求は、体内に蓄積した毒素が根本的な原因ですから、まずその毒素について分析し、対策をとらなければならないのです。

問題の焦点は、いかにして砂糖でない別の甘いものを探すか、ではないのです。

甘いもの欲求のやめ方

甘いものを摂り続けていると、味覚が正常に整いませんので、スッパリと断ち切らなければ、問題解決のスタート地点にも立つことができません。
そして、完全に甘味料をやめた上で、食事内容を調整し、体を整えていくことが大切です。

甘いものが欲しくなる原因は、毒消しができていないことや、味覚が鈍っていることなどです。
味覚が正常に整わないということは、体に必要なものと必要でないものの判断ができないということ。
それは生命に反することですし、危険な状態です。

3週間後の結果

Uさんは、少しずつやめるべきものをやめていき、3週間が終わる頃には、主な症状はほぼ消失するところまで辿り着けました。
これは本当に素晴らしいことです。
どのような症状も、原因となるものをやめ、正しく対処すれば、症状は出なくなります。

Uさんのようなケースでは、3週間で症状が出にくくなるところまで漕ぎ着けたのは素晴らしい成果ですが、今後も非常に慎重に食生活の改善を実行しないと、再び症状を繰り返すことになってしまいます。

甘いものの中毒は本当に厄介です。
甘いものをやめ、私の体には必要ないんだと、本当に理解できるまでには、ある程度の年月が必要です。
しかし方向性を間違えずに毎日コツコツやっていけば、必ず改善されます。

根本的な問題解決をしない限り、たとえ砂糖をやめても、他の甘味料の依存になる可能性は高いです。
甘味料をやめたとしても、炭水化物や甘い果物の過食になってしまいかねません。
つまり、次々と砂糖の代わりの甘いものを求め続けてしまうのです。

これを改善するには、長い年月と根気の要ることですが、あきらめずに焦らずに、しっかりと体の声を聴きながらやっていけば、必ず体は応えてくれます。

 

 

自由になるための食事を伝授します
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