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【なぜか、間違いから抜け出せない…】

2017年1月27日

毎日、沢山の方々とやりとりをしているのですが、特に最近とても印象的だったのが、長期サポート中のNさんとのやりとりです。
とても重要なことなので、今回Nさんに掲載許可をいただき、書くことにしました。

ハレの日だからとマクロビ仕様のお惣菜やお菓子を取り寄せ

先日、年末年始は食が乱れて体調を崩す人が多いですよね、と話していました。

Nさん「普段から自由に食べたい物を食べているのに、お正月ということで、それがますます、もっともっとという感じで、動かない上に食べてばかり。体は休まりませんね。」

私「食べ過ぎの他に、野菜不足で塩分過多ではと思います。仮にマクロビ仕様であっても、単に動物性が入っていないだけなんですよね。毒消しのことを考えていないと、結果的に毒素を溜め込んでしまいますね。」

Nさん「私も昔は、今考えると本当に恐ろしいことをやっていたんだと思います。その当時の良くないものも積み重なって、それが現在となって表れてきているんだと感じています。」

Nさん「間違ったマクロビをやっていた時は、クリスマスだからとかお正月だからと、ごちそうにしたくて、マクロビ仕様のお惣菜やお菓子を、ハレの日だからと取り寄せて食べていました。
結局食べ過ぎて、具合が悪くなるというパターンでした。ここで恐ろしいのが、良くないと解っていながら止められなかったことです。
これは頭でやめようと思っても、やめれるものではありませんでした。間違った食べ方により、さらにどんどん毒素を溜め込んで行ったのですね。(苦笑)」

私「なるほど。なぜ、『頭でやめようと思っても、やめれるものではありませんでした。』のでしょうか?」

ここから、Nさんは、ご自分の過去の記憶がよみがえってきました・・・。

動物性を使っていないから大丈夫

記憶は、約10年ほど前にさかのぼります・・・

Nさん「マクロビを始めたきっかけは、夫の病気を治したいとうことでした。どのようにしてマクロビを知ったのかは、以前から考えていますが、何故か全く思い出せません。
読んでいた本の中に出てきたのかもしれません。マクロビを始めるにあたって大森先生の本を購入し、今は閉店していますが割と近場に自然食品店のお店があり、そこのご主人がたまたまマクロビの食事指導をされていて、手当や相談をしていました。

やはり古いマクロビのやり方で、「体を冷やす食べ物は陰性なので食べない」、「きんぴらやゴマ塩といった味の濃いおかず」、「果物なし水分は少なく」。
コイこくが良いと言われコイを購入し作ったこともありました。夫と同時に私も同じようにマクロビの食事を始めました。(コイこくは食べませんでした。)
病院での治療は一切せず代替医療とマクロビで過ごしました。

その時、一日3~4回の生姜湿布をやるように言われ、毎日生姜をすって里芋パスタを作って、玄米スープを作って、マクロビの食事を作ってと、夫の病気を治そうととにかく必死でした。

少しでも落ち度がないようにと、ますます古いマクロビに囚われて行きました。

私自身はマクロビ仕様のパンやクッキー、せんべい、かりんとうといったものの過食が止まらず、しかし、「動物性を使っていないから大丈夫」と思い込み、
胃の痛みや不快感があっても、ストレスもあったと思いますが、異常なくらい食べ続けました。

夫が亡くなった後もますます自分自身が健康でなければいけないと思い、マクロビの食事をしていれば健康になれると思い込み、その後も10年は続けていました。
過食が止まらないのをおかしいと思いながらも、かといって他の情報や選択肢もなく・・・。

しかしその時は体も動き、自分自身でも驚くほど色々とこなせていたので、「やはりマクロビの食事のおかげだ」と思い込んでいました。

でも、心のどこかで「こんなに働いて大丈夫なのかな・・・?」と思っている自分がいました。

しかし、体調が悪くなってから気がついたのです。何かがおかしいと。
マクロビをやっているのに・・・と。
積み重ねた毒素が、更年期とともに、次々に溢れてきました。」

約10年間もの間、体調悪化にもかかわらず、間違ったマクロビがなぜかやめられなかったNさん。
記憶の中から、間違いから抜け出せなかった経験を、様々な想いとともに語ってくれました。

玄米さえ食べていれば健康になれる

私「Nさんは、なぜ体調が悪くなってまで、間違った食べ方を『やめられなかった』のでしょうか?」

Nさん「まず、玄米さえ食べていれば大丈夫、細胞は7年で入れ替わり、健康になれる・・・と、玄米を薬のように考えていました。
薬は対処療法で、例え一時的に良くなったように見えても、根本的な所が間違っていたのですね。
そのような思考が植えつけられていましたので、体調が悪くなっても動物性のものは食べていないし、体に良い物を食べているのだから大丈夫!と、思いこんでしまっていました。
しかし、その状態におかしいと感じているものの、だからといって普通の食事に戻すのは、体に良くない物を食べる事だと分かっているので出来ませんでした。
心のどこかで、自分が信じて何年も続けてきたことを手放すことに、怖れを感じていたように思います。
そのせいでますます、マクロビというものに依存していったように感じます。」

さらにNさんの話は続きます。

Nさん「夫の両親と同居、周りは親戚だらけ、田舎の風習。そのような中でますま孤独で苦痛を感じる日々でした。
間違った食べ方により、さらにネガティブな感情に囚われ続けるようになっていました。

でも西野先生と出会い、少しずつ修正しながら毒素を中和していく中で、やっと自分自身と向き合う事ができてきました。
そして、心から笑い楽しい、嬉しい、幸せというポジティブな感情を、取り戻すことができました。

心と体は繋がっているのですね。
日々良いことの積み重ねをして行きたいと思います。」

Nさんは、ご自身の心の中にある感情から様々なネガティブにつながっていったのです。
今はそのことを、冷静に受け止めることができるようになったのですね。

マクロビをやめることも怖くてできない

私「よくわかりました。おっしゃるように、『普通の食事』に戻すこともできませんよね。巷のマクロビ情報が偏っていて選択肢がないことも、Nさんのように追い詰められてしまう一因と思います。」

Nさん「そうなのです。戻すことも出来ない、でも体調が良くない。しかしその頃のマクロの情報からは、何も答えを見つけ出すことができませんでした。
戻すことができないので、やむなく続けていたという感じだったのかもしれません。
10年以上も間違ったマクロビを続け、強力なエゴによって心と体を締め過ぎ、とうとう、どうしようもなくなってしまったのです。

今は西野先生のおかげで、心も体も以前の私とは違った自分を見る事が出来るようになりました。その心と体の感覚は、とても心地よいものです。」

Nさんは、情報の少なかった時代からマクロビを始めて10年以上、「何かがおかしい…」と思いながらも、やめることも、どう修正して良いのかもわからないまま、悪化し続ける体調不良と精神不安定に悩み続けていました。

個人相談を受け、長期サポートを始めてから約3年間。
試行錯誤を繰り返して、ようやく自分自身を取り戻すことができてきました。

始めの頃は、あまりにも体調が悪く、途方に暮れる日々が続いていました。

食事の指導と同時に、私は様々な働きかけを行っていきましたが、最初はまるで岩に話しかけているようで、伝えることがなかなか困難でした。

けれども、Nさんの、可能性を追究する姿勢、あきらめないことが、今、「体と心の心地よさ」という素晴らしい結果となったのです。

能動的に考え、行動する。そこには責任があります。受動的な思考と行動は、悪い方向に向かいます。これは責任回避の状態です。
どんなことにおいても「可能性」を追究すれば、おのずと道が開けていくのです。

・・・様々な体験と、想いが、積み重なって、“現在の自分”という存在があるのです。

Nさんはこの3年間のやりとりの中で、食を正すとともに、ご自分の心と体がいかにして繋がっているかを、実感できるようになりました。

Nさん、貴重な体験談を詳しく語っていただき、また、掲載許可もいただきまして、誠にありがとうございました。

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