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無塩食ダイエット・アドバイザー
西野椰季子のサイト

【熱中症対策の間違い2017】

2017年6月28日

年々、熱中症で救急搬送される人が増えています。
毎日のようにそんな熱中症関連のニュースが流れてきますと、どうしても不安感が増してきてしまいますね。
すると、そんな心境を見抜いているかのように、ここぞとばかりに、様々な情報があふれかえり・・・
中には明らかに不要と思われるものまでが製造販売され、この混乱に便乗しようとすらします。

必要なのか何なのか不明な商品が増え、情報が錯綜し、さらに人々の不安感が増大。
何が正しくて何が嘘なのか・・・ただただ、混乱するばかりですね。

私のところにも、熱中症に関するご相談やご質問を、毎日のようにいただきます。

毎年のようにメルマガでもこの件について詳しくお話しているのですが、
今一度この問題について、お伝えしなければと思いました。

美味しそうな軟水
というわけで今日のコラム、テーマは熱中症についての復習です。
3つのポイントに絞ってお話ししていきます。

熱中症対策の間違い

熱中症対策というと、塩分をとりましょう、とか、水分をとりましょう、
・・・といった情報が、やたらに入ってきますね。

販売戦略も加わって、むやみに煽っている印象があります。

それで皆さん混乱されてしまうようです。

「夏は、塩分や水分の摂り方についてどうしたら良いのでしょうか?」と

しょっちゅう同じようなご質問をいただくので、この件についてちょっとまとめてみたいと思います。

さてまず1つ目は、<塩分>です。

塩分の摂り方のまちがいについて

夏は汗を沢山かくから、体内から塩分がどんどん失われていきます。

その分多めに摂ればいいのでしょうか?

でもちょっと待って下さい。

「その分」って?

「多め」って?

どのくらいなのでしょうか?

どのくらい摂ればいいのか

これについては、運動量や汗の量などにより、大きく異なってくると思われます。
まったくもって、その人に必要な塩分の適量を知るのは、容易ではありません。
けれども、注意しなければならないことがいくつかあります。
塩分をむやみに摂っていると、血中塩分濃度が上がってしまい、脱水症状を起こします。

つまり塩分の過剰摂取は、かえって熱中症の原因になってしまうのです。
例えば、
スポーツドリンク+塩飴で塩分過多になってしまい、血圧が急激に上がって倒れてしまった。

・・・という失敗例がありました。

日常的にどうだったか

スポーツドリンクと塩飴では、血糖値も急激に上がってしまいますね。
そもそも塩分について、日本人の場合、日常的に摂りすぎ傾向になっています。
上の失敗例は、すでに日常の塩分過多で、体がその処理で困っている状態だというのに、
それに追い打ちをかけるようなことをしてしまったのです。

スポーツなど激しい運動で、ダラダラと長時間、滝のような汗をかく場合でなければ、
塩分を補充する必要はない、とも言われています。

不足するのは塩分だけではない

そして、これも無視されがちなのですが、

<ナトリウムだけではなく、カリウムも汗から排出されてしまう>ので、

夏は、大量の新鮮な野菜が必要となります。
塩は、あらゆる食品や飲み物に含まれているので、よほど意識しないと、
果たして自分がどのくらいの塩分を摂っているのかがわかりません。

わかっていないにもかかわらず、「熱中症で倒れた」「熱中症で死亡」などのニュースが耳に入ると、
「足りないのではないか」という強迫観念に襲われてしまうのですね。
この「不安感」というのが、やっかいなのです。
不安解消のために人が走りやすい行動として「多めに摂っておけば大丈夫だろう」となりがちです。
しかしこれはとても危険なことなのです。

多めに摂れば過剰摂取となり、かえって体に害になりかねないのです。

一番大切なこと

本当に必要な塩分量など、すぐにわかるものではありません。
ですから混乱してしまうのも当然ですね。
ここで冷静な判断をしなければなりません。
自分の体と、日常的に飲食しているものが合っているのかどうか?の確認です。

間違っているならすぐに修正しなければなりません。
そして一番大切なことは。
足りないのではないか、ということよりも、

<余計なものを摂っていないか?>のほうに、目を向けるべきなのです。

糖分のワナ

たとえば、筆頭に上げられるのが『砂糖』ですね。
精製砂糖を体内で分解するためには、大量のミネラルが必要です。
砂糖を摂っていると、体内のミネラルはどんどん不足します。
ついでに、カルシウムの吸収を阻害します。
それに、スタミナをつけようなどと、焼肉やうなぎを食べたりするのも当然NGです。
このような高脂肪・高タンパクのものは消化しにくいので、暑さで疲れた胃腸には負担をかけます。
それを分解するために、さらに体が疲れてしまうという悪循環に陥ります。
それが、いわゆる「夏バテ」という状態です。

つまり「足りない」ことよりも「余計なものをやめる」ことのほうが大切なのです。

今後の対策

外食が多い人、料理をしない人、野菜の食べ方が少ない人は、すぐにそのような生活を変える必要があります。
むやみに塩分過多の生活をしていると、腎臓でその処理を行うため、過剰な負担をかけ続けることになってしまいます。

腎臓が疲弊して機能低下すると、体全体に甚大な被害を及ぼします。
デスクワークなどで、座りっぱなしの人や、日頃運動しない人の場合は特に注意です。
塩分は摂りすぎず、控えたほうが良いです。
また、汗をかきにくい人も要注意です。
体の組織の萎縮と硬化、また血液の汚れで毛穴が詰まって代謝が悪くなってしまっているのです。

しかし、だからといって、今度は「塩分を抜けばいいか」というと、
そうではありません。
自己流の無塩、塩抜きは、大変危険なので、絶対にやらないでくださいね。


2つ目は、水分の摂り方の間違い。

3つのケースでご説明します。

スポーツドリンクのワナ

<ケース1 スポーツドリンクを水がわりに飲んでいたら、歯が溶けてしまった>

歯医者さんから聞いた、とあるお子さんの例。

治療に来たお子さんの歯が、著しく溶けていて、歯科医の方はびっくり。
連れて来られたのがそのお子さんのおばあちゃんにあたる方だそうで、

「何か、食生活で変わったことはありませんでしたか?」
と聞いたそうです。

すると、そのおばあちゃん「栄養があるから良いのでは」と、
水の代わりにスポーツドリンクをお孫さんに飲ませていたというのです。

それが原因で歯が溶けてしまったのです。
そのお子さんの口内は、本当に悲惨な状態だったとのことでした。

スポーツドリンクには、塩分の他に、砂糖が大量に含まれているのです。
砂糖が歯に悪いことは周知の事実ですよね。
ですからここではクドクドと書きません。

そして前回も書きましたが、砂糖を体内で分解するためには、ミネラルが大量に必要です。
つまり、砂糖をやめないと、体内のミネラルはどんどん不足します。
ついでに、カルシウムの吸収までも阻害してしまいます。

水ならよいのか

<ケース2 むやみに水を飲んで水毒になってしまった事例>

食生活が悪く、腎臓が弱っている場合に水分をたくさん摂ると、その処理ができないため、体内に水が溜まってしまう。
自覚症状が無いままに腎機能が低下しているケースは多いです。
長い間、日常的にお菓子好きで外食が多い人、濃い塩分、
固いもの(ナッツ、せんべい、ポップコーン、スナック菓子など、消化の悪い固いもの)をつい食べてしまう人、
肉食や魚食が多い人は、要注意です。
頭痛薬や睡眠薬、その他の薬を常用している人も、腎臓に負担がかかっています。

冷え性、腰痛、疲れやすい、むくみ、顔の黒ずみや目の下のクマがあると、腎機能が低下しているかもしれませんので要注意です。
腎臓はとてもとても大切にしなければならない臓器なのです。
しかも、自覚症状がないままに悪化させてしまう場合が多く、
一度傷めてしまうと、回復するのに非常に長い時間がかかります。

カフェイン中毒

<ケース3 カフェイン入り飲料とカフェオレの組み合わせで急性カフェイン中毒を起こした>

個人差もあると思うので、一度にどれだけ飲めばそのようになるのかわかりません。
しかし、このように過剰摂取となってしまうのは、明らかに体との対話が失われている状態ですね。

ちなみに某カフェイン飲料の飲み過ぎで、亡くなった方や深刻な障害に陥った方もたくさんいらっしゃいますね。
一度に大量に飲まない場合でも、毎日飲み続けていて心臓発作を起こしたというケースもありました。
常飲はとても危険ですね。

また、このような飲料の場合、カフェインだけでなく砂糖や人工甘味料も沢山入っているので、
それが血液や臓器に大きな負担をかけると思われます。

大変危険な飲み物です。

水分のまとめ

以上の3つのケースのように、「〇〇が良いから」というそれだけに意識を向けすぎると、道を間違ってしまうことが起こりがちです。

水分は、飲むものを選ばなければ意味がないばかりか、体にとって悪影響にもなりかねません。

また、飲み方や温度、濃度、飲む時間帯、さらに体調の変化などなど・・・、

様々なことを考慮しながら摂取しなければならないのです。

体調や体質は、本当に人それぞれですし、簡単にまとめて書くことができませんが、

まず言えることは、冷たすぎるものはやめるべきですね。

逆に言えば、冷たいものがやめられないのは、毒素の蓄積が多いため、と考えましょう。
つまり、その場合に必要なものは、冷たいものではないのです。

水分は天然の軟水(できれば硬度50以下)がおすすめですが、がぶがぶとむやみに量を飲めば良いかというと、それも良くないです。

その人の胃腸がどのような状態か、腎臓の状態はどうか?などによって、様々に変えていく必要があります。

すなわち、細やかな個々の対応が必要となります。


なぜ過剰摂取してしまうのか?

それではどのような対策をとっていけばいいのか?

問題は、熱中症対策についてですね。
対策を考えるには、まず原因を理解することが重要です。

3つめのポイントは、なぜ過剰摂取してしまうのか?その原因と対策についてです。

毎日、たくさんの方のご相談メールをいただき、それについてアドバイスをさせていただいているのですが、
つい昨日やりとりした内容に、ちょうど今回のテーマにぴったりな内容がありましたのでご紹介します。


ご相談内容

このようなご相談をいただきました。

『家族がよく暑いと言うのですが、そんなに暑いかなぁといつも思ってしまいます。
確かに暑いし汗をたくさんかくのですが、私はそれを不快に感じることがほとんどありません。
昨日いろいろな人と会って、あらためて人よりも暑さを不快に感じていないように思いました。
以前にこういうことはなく、先生の指導の元で菜食を始めてからだと思います。』

減塩菜食を始めて、汗をしっかりかいても不快でない、というのは、とても良いことだと思います。
塩分をたくさん摂っていて動物性も摂っている人達は、日頃から血液が濃く粘ってドロドロしています。
それが外気温の上昇によって温まると、汗もかきますし脱水しますから、さらに血液の粘性度が増し、
そのドロドロ倍増の血液が、肝臓、腎臓、心臓など体中の臓器に負担をかけますから、不快感も増幅します。
また、汗からは大量に毒素などが出ます。
そのため、毒素=不快なものが汗から出てくれば、皮膚表面が不快なもので覆われるわけで、それによっても不快感が増幅します。

*****

こちらの相談者の方は、私のアドバイスに従って正しく無塩食を実行することにより、
暑さを必要以上に感じることなく、心地よく今年の猛暑を過ごされています。

なぜ摂りすぎるのか

さて熱中症のポイントについて、1つめ塩分、2つめ水分、とお話してきました。

いずれも、”~すぎる”というところに問題があるわけですが、
“~すぎる”という行動自体、生命維持あるいは健康維持の方向性から見ると真逆になってしまっています。

なぜ、このようなことになるのでしょうか?

それは・・・、

“体は必ずしも正しい答えをくれない”

“体との対話が日常的に失われている”

“体内に毒素の蓄積が多い”

などが、主な原因です。

毒素をどれだけ溜め込んでいるのかのチェックは「無塩食でからだはこんなにラクになる」に書いてありますので、
読んだ方は確認されていると思います。

なぜ暑いのか

上に書いたように、いつも「暑い暑い」と言っている人は、毒素を溜め込んでいるわけです。

体内毒素を溜め込んでいると、あらゆる臓器が疲弊していきますから、体の機能が正常に働きません。
特に肝機能が低下していると、良い血液を脳に送ることができません。
そうすると、脳は”誤作動”を起こすようになってしまい、正しい判断ができなくなってしまうのです。

つまり、<判断力の低下>です。

判断力が低下すると、生活や人生のあらゆることに問題が起こります。

ですから体にとって不要なものを取り込まないことはもちろん大切、最優先事項です。
さらに、溜め込んだ毒素を正しく代謝させて、体の機能を回復させ、良い血液を作ることが、
熱中症対策にいちばん必要なことです。

熱中症とは

熱中症というのは、簡単に言うと、体温上昇と脱水の状態です。

汚れたドロドロの血が外気温の上昇によって温められてドロドロ度が増すことにより、
臓器に甚大な負担をかける状態のことです。

ですから、日頃からドロドロ血を作らないよう、”血液の浄化”に務めることがなによりも大切なのです。

想像してみてください。

ドロドロ血が温まって、さらに粘ってドロドログツグツしているところを・・・。
恐ろしいですね・・・。

まとめ

熱中症対策として大切なことを簡単にまとめますと、

★日頃から、塩分を摂り過ぎないこと。

★日頃から、良質な水分をしっかり摂ること。

★日頃から、毒素をためない食生活をする。

★日頃から、代謝をよくするために、適度な運動をする。

「日頃から」。

つまり、<日々の積み重ね>がとても大切なのです。

とても大切なこと

そしてもうひとつ。とても大切なこと。

★常に体との対話を失わないように心がける。

なにげない会話の中で、私の母が「昔は熱中症なんて無かったのよねー」と、言うのです。
同じことを、國清先生もおっしゃっていました。

これは、何を表しているでしょうか?

昔に比べて今は、いかに”食べ物が悪くなったか”ということではないでしょうか。

“食べたものが体を作る”わけですから、食べ物が悪いと、それによって出来上がった体も悪い、ということになります。

日常の食べ物、飲み物について見直し、熱中症にならないようにきれいなサラサラ血液を作ることをしていきましょう!

ドロドロ血液って本当に怖いですね・・・。


以上、熱中症対策の間違いと対策のポイント3つでした!
暑さに負けず、楽しい夏を過ごしましょう。

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