体と心がラクになるマクロビオンライン個人相談
西野椰季子のサイト

【マクロビ減塩料理を子供が食べてくれない】

子育て中のAさんとBさんのお話です。

マクロビ料理の味が薄い、子供と食事が違う

◆Aさん:50代主婦。中学、高校、大学と3人の子育て中。

Aさんはご自身の体質改善のためにマクロビオンライン個人相談を始められました。
1年前は、ご家族との食事にかなりのギャップがありました。
ご家族に「味が薄い」と言われて、落ち込んでいらっしゃいました。

◆Bさん:40代主婦。小学生2人の子育て中。

1年前はAさんと同じように、ご家族との食事の違いに悩んでいました。
個人相談を受けられてから、沢山あった体の不快症状がかなり軽減し、お子さん達も楽しく食事されていたようでした。

お二人の一年後の変化

さて一年後。2人がどうなったかというと・・・

Aさんは、減塩野菜料理を、ご家族にも「喜んで食べてもらえるようになりました!」と、嬉しいご報告をいただきました。
また、娘さんはダイエットに関心があり、減塩菜食料理のお弁当を喜んでいるとのこと。
学校帰りに友達とコンビニに寄ることもなく、家に帰って食べることがあたりまえになっているそうです。
時々、食卓の画像を送ってくださるのですが、和気あいあいとした食事風景が伝わってきて、とても温かい気持ちになります。

Bさんは、状況が悪化してしまいました。
お子さん達が反抗的になってしまい、好き嫌いが増える一方。
お子さんとコミュニケーションがとれなくなり、何を作ったら良いのかわからなくなってしまい、パニック状態に。
快方に向かっていた体も、症状が増えてしまいました。
なぜ、こんなにも違いが出てしまったのでしょうか?

減塩マクロビを取り入れた一年の変化

AさんとBさんには、この一年間、大きな違いがありました。

お二人には個別に、一年前、同じアドバイスをしました。

それは
「まず、ご自分の体との対話を深めることが大切です。」

これが全ての中心です。
体との対話を深めていくことで、自分自身が癒されます。
そして、自分のことがわかっていきます。
自分が癒され、わかっていくと、人のこともよくわかるようになるのです。

逆に言えば、自分のことがわからないと、人のこともわからないのです。

料理を食べてもらえないことで、わかってもらえない、理解されない・・・と孤独感を感じてしまうのですが、
自分自身の内側と語り合いながら料理を作ることで、自分が変わっていきます。

自分が変わると、周囲も変わっていくのです。

マクロビ減塩料理を子供にも美味しく食べてもらえるようになった理由

さてAさんは、毎日必ずメールで報告をしてきました。
それに対して私が返信、アドバイスすると、すぐに実行し、問題点は修正していきます。
そしてとにかくコツコツと毎日、レシピを見て、料理を作り続けたのです。
もちろん、体調や料理の他に、コミュニケーションや心の問題にも取り組んでいきました。

そうやって一年かけて、素晴らしい結果につながったのです。

マクロビ減塩料理を子供に美味しく食べてもらえない理由

Bさんは、時々連絡は来るのですが、その内容はとても表面的でした。
アドバイスもなかなか実行されません。
半年前のアドバイスを「まだできていません」となってしまうのです。
コミュニケーション不足が積み重なり、そうこうするうちに、
料理はどんどん自己流になっていきました。
そして、お子さん達との会話もうまくできなくなってしまい、
様々な問題が放置されたままに月日が経ってしまったのです。

しかしBさんは深く反省し、
「もう戻りたくありません」と固く決心をします。

そこで、ここから修正をかけていくことになりました。
まず、何が問題なのかを知ることから始めました。

マクロビ減塩料理を子供にも美味しく食べてもらうための3つのアドバイス

Bさんには、毎日いくつかのアドバイスをし、それを実行していただいていますが、
その中の3つを今日はご紹介しますね。

1.外側に意識を向けすぎないこと。

料理がうまくいかなくなり焦ったBさんは、レシピ本を買い漁ろうとしますが、それにストップをかけました。
やめてください、と。

レシピ本など、何十冊買い集めたとしても、基本が間違っていたら意味がないのです。
必要なのは、「基本」です。
他のレシピが何かないだろうかと探しまわるのは、方向性が完全に間違っているのです。
ただやみくもにレシピを集めていく行為は、「外」に意識が向きすぎているのです。
そうではなく、「内」である自分自身の問題を解決しなければなりません。

2.お子さん達の話を、じっくりよく聴くこと。

まずは、人の話をよく聴くことなのです。
自分の考えを押し付けないで。

話が全て終わるまでしっかり聞いてあげることが大切です。
決して、途中でこちらの考えを話し始めたりしてはいけないのです。

話をじっくり聞いてあげないことが積み重なると、子供は「どうせ聞いてくれないんでしょ」となり、親子間に距離が拡がっていき、どんどん会話ができなくなっていくのです。

3.自分と子供達の食事内容を同じにしないこと。

人はそれぞれ、みんな、違います。
また、日によっても変化します。
それを考えないで料理すると、押し付けになってしまうのです。

これをうまくやるためには、人を観察する技術が必要です。
人の観察ができるようになるためには、自分自身を知らなければなりません。
それは、日々の体との対話によってしか、知ることはできないのです。

Bさんは、ちょっとつまづいてしまいましたが、しかしそれが教訓となり、気持ちも新たに一歩を踏み出しました。
そして、より深く自分自身を知るためのきっかけになったのです。

お子さん達とは、かなり会話もできるようになり、料理も「美味しい!」がどんどん増えてきました。

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